どうも、競馬戦線の管理人です。

今年も有馬記念の季節がやってきましたね。

中央競馬が開催する重賞レースの中でもトップクラスの知名度を誇る有馬記念。

今記事は、そんな有馬記念に関する

「今年の有馬記念はどんな馬が走るの？」

「有馬記念ってどんな特徴・傾向なの？」

などなど有馬記念をより楽しく・攻略するための情報を徹底網羅！

有馬記念を当てたいという方はもちろんのこと、単純に競馬を楽しみたいと言う方にも必見の内容になっています。

ぜひ、最後までお付き合い下さい！

有馬記念とは？2023年の日程や開催場はこれ！

はじめに、有馬記念の概要についてお話していきます。

今年（2023年）の日程や開催場などがこちら。

有馬記念は、毎年中山競馬場の2500M芝で開催されます。

1着の賞金は5億円でジャパンカップと並んで最高額。

加えて、ホープフルSを除いて年末最後のビッグレースのため、毎年かなりの注目度を誇ります。

有馬記念の出走馬について

有馬記念の出走馬の選定方法には、特別なルールが存在します。

まずは、有馬記念の競走条件をおさらい。

1. サラ系3歳以上（最大16頭）
2. JRA所属馬
3. 地方競馬所属馬
4. 外国調教馬

この条件に当てはまる馬の中からどのように出走馬を選定するかと言うと・・・

※JRAの公式サイトより引用

競馬ファンの投票によって決まるのです！

投票によって出走表が決まるレースは、有馬記念と宝塚記念の2レースのみ。

とはいえ、全く実力の無い馬が票を集めることはほとんど無く、その年に活躍した馬がメインで選出されます。

2023年の有馬記念の出走予定馬一覧

ファン投票で出走馬が決まる有馬記念ですが、今年はどんな馬が名を連ねているのでしょうか。

2023年12月20日時点では、出走馬候補は19頭います。

それら全頭の血統や特徴、更には前走結果まで1頭ずつご紹介。

有馬記念で期待される走りにも触れているのでぜひ目を通してみて下さい！

2023年の有馬記念はこの中から16頭が選出されます。

次に、それぞれの馬の特徴を確認していきましょう。

アイアンバローズ

2,400ｍ以上の長距離でも素晴らしい走りを見せてきた生粋のステイヤー。

6歳を迎えた今年は好調時のなりを潜め2着・3着に沈むことが多く衰えも見えてきましたが、前走のステイヤーズステークスでは8番人気の低評価を覆し2馬身差の圧勝を収めました。

タフな馬かつ調教師のコメントを見る限りそれほどダメージも残っていない印象。

有馬記念でも前走のような走りを見せれば上位に食い込む可能性大です！

ウインマリリン

容易に先団に取り付く瞬発力の高い馬。

そのスピードを最後まで持続・加速させる力もあるので他馬の被せさえなければ良い走りを見せれると思います。

中山の2500ｍは過去に勝っている舞台でもあるので期待しましょう！

シャフリヤール

馬名	シャフリヤール
獲得賞金	5億4,684万円
主な勝鞍	21`日本ダービー
特徴	ディープ産駒・抜け出し、差しどちらも得意とする馬

好位置からの抜け出し、中団あたりからの差しと、どこからでも安定して競馬ができるところが強み。

ダービー馬としての意地、松山弘平騎手との新コンビによる新たな科学変化に注目していきましょう。

ジャスティンパレス

馬名	ジャスティンパレス
獲得賞金	5億7,887万円
主な勝鞍	天皇賞（春）・阪神大賞典
特徴	ディープ産駒・長距離適性◎

天皇賞（秋）では、イクイノックス次ぐ2着と好走したジャスティンパレス。

2023年度の重賞レース全てで馬券に絡む強さ・安定感を見せています。

イクイノックスの電撃引退もあり普段の走りができれば上位確実という評価も。

ジャパンカップをパスし、状態万全のジャスティンパレスの走りに注目です。

スターズオンアース

馬名	スターズオンアース
獲得賞金	6億4,000万円
主な勝鞍	22`優駿牝馬・22`桜花賞
特徴	ドゥラメンテ産駒・先行押し切り・中団からの差しも◎

昨年の2冠牝馬スターズオンアース。

前走のジャパンカップでは、イクイノックス、リバティアイランドに次ぐ3着に入る好走を見せました。

現時点では1着最有力候補という声も多く上がっています。

鞍上げは、昨年イクイノックスで有馬記念を制覇したルメール騎手。

スターズオンアースの走り、ルメール騎手の連覇、池添氏に並ぶ最多V4に期待しましょう！

スルーセブンシーズ

馬名	スルーセブンシーズ
獲得賞金	1億9,170万円
主な勝鞍	23`中山牝馬S（G3）
特徴	末脚・反応の良さ◎

前走の凱旋門賞では4着に入る好走を見せたスルーセブンシーズ。

今回は、有馬記念最多4勝の池添氏が騎乗することが決まっています。

父ドリームジャーニーが有馬記念を制したときも騎乗していたのは池添氏。

有馬記念、親子での制覇に注目です！

ソールオリエンス

馬名	ソールオリエンス
獲得賞金	4億7,668万円
主な勝鞍	23`皐月賞
特徴	キタサンブラック産駒・長距離◎

牡馬クラシック初戦の皐月賞を制したソールオリエンス。

直近3戦では2・2・3着と勝ちきれていないですが、全て苦手な「速い脚」を使わされている展開にもかかわらず馬券に絡んでいます。

実力馬が揃う有馬記念、お互い読み合う展開の小さいレースともなれば、突き抜ける可能性大。

タイトルホルダー

馬名	タイトルホルダー
獲得賞金	9億3,826万円
主な勝鞍	22`天皇賞（春）
特徴	ドゥラメンテ産駒・逃げ、先行脚質

今回の有馬記念が引退レースとなるタイトルホルダー。

1週間前の追い切りでは鋭い伸びを披露し、秋3戦目にして最高の状態になっています。

大一番で自身4つ目のG1タイトルを獲得し、有終の美を飾って欲しいところ。

タスティエーラ

馬名	タスティエーラ
獲得賞金	5億7,005万円
主な勝鞍	23`日本ダービー
特徴	サトノクラウン産駒・直線の伸び◎

今年の日本ダービーを見事制したタスティエーラ。

前走の菊花賞では2着、背中と腹したが長いステイヤー体型なだけに長距離でもしっかりとした走りを見せてくれます。

コーナを6つ回るトリッキーな中山2500ｍ。

切り替えの利く賢さと従順さを備えたタスティエーラの走りに注目です。

ディアスティマ

馬名	ディアスティマ
獲得賞金	1億4,418万円
主な勝鞍	21`札幌日経オープン（L）
特徴	ディープ産駒・逃げ、先行脚質

タフな展開からの押し切り、粘り込み、ロングスパートで強さを発揮するディアスティマ。

パワー型なので馬場が重くなれば面白い展開になる可能性も・・・

ディープボンド

馬名	ディープボンド
獲得賞金	6億7,568万円
主な勝鞍	21`阪神大賞典
特徴	キズナ産駒・スピード持続型

G1に未勝利馬の賞金ランキングにおいてトップのディープボンド。

2着4度とあと一歩がなかなか届かない・・・

今回の追い切りも含めて馬体も安定している印象。

2年前のエフフォーリアに惜敗した舞台で悲願のG1制覇ができるかに注目です。

ドウデュース

馬名	ドウデュース
獲得賞金	5億2,386万円
主な勝鞍	22`日本ダービー
特徴	ハーツクライ産駒・中団前めで差す競馬が得意

昨年の日本ダービーを制したドウデュース。

今年の京都記念で1着に入ってからは、主戦騎手の武豊氏のアクシデントも重なり本来の走りはできていない印象が強いです。

有馬記念では武豊氏が復帰。

最強馬イクイノックスを破ったドウデュースの走りに目が離せません！

ハーパー

馬名	ハーパー
獲得賞金	1億9,641万円
主な勝鞍	23`クイーンC
特徴	ハーツクライ産駒・持久力タイプ

牝馬3冠のリバティアイランドに次ぐ実力を持つハーパー。

直近のG1、3レースでは全て馬券に絡む成績を収めています。

リバティアイランド不在の有馬記念。

3歳牝馬代表としての素晴らしい走りに期待していきましょう。

ヒートオンビート

馬名	ヒートオンビート
獲得賞金	2億8,769万円
主な勝鞍	23`目黒記念（G2）
特徴	キングカメハメハ産駒・中団で脚を溜めて、終いを生かす競馬が得意

今年の目黒記念で重賞初制覇をしたヒートオンビート。

2500ｍでは6戦して[1‐1‐3‐1]と安定した結果を残しています。

キングカメハメハ産駒は有馬記念で未勝利。

ここで産駒初のグランプリ制覇を果たし、天国の父に吉報を届けられるか・・・

G2番長がG1の壁を突き破れるかに注目です！

ブローザホーン

馬名	ブローザホーン
獲得賞金	9,841万円
主な勝鞍	23`札幌日経オープン（L）
特徴	エピファネイア産駒・持久力タイプ

今年の札幌日経オープンでは、2着に6馬身差をつける圧巻の走りを見せたブローザホーン。

前走の京都大賞典では心房細動を発症し最後の直線で競走を中止しました。

最終コーナまでの通過タイムは良かったので馬体が安定していれば上位に食い込む可能性も。

重賞初制覇に期待です！

プラダリア

馬名	プラダリア
獲得賞金	1億9,518万円
主な勝鞍	23`京都大賞典（G2）
特徴	ディープ産駒・持久力タイプ

前走の京都大賞典を力強い走りで見事制したプラダリア。

プラダリアの魅力はなんと言っても安定感、全13戦で二桁着順は一度もなく、掲示板を外したのは3回のみ。

強敵相手の宝塚記念と同様の走りができれば上位に食い込み可能性大です！

ホウオウエミーズ

馬名	ホウオウエミーズ
獲得賞金	1億7,969万円
主な勝鞍	23`福島記念（G3）
特徴	ロードカナロア産駒・中距離タイプ

前走の福島記念で重賞初制覇を飾ったホウオウエミーズ。

2500ｍ以上を走ったことがないのが唯一の不安要素・・・

担当の池上調教師は、万全の仕上がりと強調しているので初のグランプリ制覇に期待したい。

マテンロウレオ

馬名	マテンロウレオ
獲得賞金	1億7,668万円
主な勝鞍	23`きさらぎ賞（G3）
特徴	ハーツクライ産駒・中団あたりに控えて終いを伸ばす競馬が得意

立ち回りの上手い競馬ができることが強みのマテンロウレオ。

内枠が引ければかなり面白い展開になるとの意見が多く飛び交っています。

強敵揃いの有馬記念、どこまでやれるかに注目。

ライラック

馬名	ライラック
獲得賞金	1億7,668万円
主な勝鞍	22`フェアリーS（G3）
特徴	オルフェーヴル産駒・中団、または後方からの追い込みが得意

今年の府中牝馬Sで3着、エリザベス女王杯で4着と随所で見せ場を作っているライラック。

ステイゴールドの血を引く馬は有馬記念との相性が抜群。

13年有馬記念の覇者であり父のオルフェーヴルに続き、大舞台でのG1初制覇に期待です。

有馬記念の特徴や傾向は？過去10年分のデータから分析してみた！

これまで有馬記念の概要や出走馬について解説しました。

続いては、レースの具体的な特徴や過去の傾向や配当を分析していきます。

過去10年分のデータを遡って分析することで有馬記念を細分化してみましょう。

1番人気の勝率が高い

過去10年の1番人気の成績は【6.1.1.2】と、過半数を上回る勝利を収めています。

連対率は70%、複勝率は80%と非常に高い傾向に。

ファン投票で出走馬が決まる有馬記念ですが、やはり1番人気は堅く買い目に含めてまず間違いないでしょう。

2番人気の成績は【1.1.4.4】で複勝率60%となっています。

こちらも買い目に含めることを検討するべき。

2,3着馬は下位人気まで幅広く入選しており、特に2着には8番人気以下が4頭という結果に。

ここ10年で3連単は13万円を超える配当が出ていませんが、それでも1着に人気馬2・3着に穴馬が入って荒れるというケースは充分に考えられます。

3連単の平均配当は41,995円

先程軽く触れましたが、有馬記念はそれほど高い配当がつかない傾向にあります。

過去10年の券種別の配当情報をまとめました。

1番人気の勝率が高いこともあり、3連単の最高配当は124,870円。

宝塚記念の3連単の最高配当は528,510円なので、いかに有馬記念の配当が低いかが分かるかと思います。

当然ですが、平均配当が低いため買い目を広げすぎるとトリガミになる可能性も。

3連単で勝負する際は30点前後、多くても50点以内に絞るようにしましょう。

若い年齢の馬ほど有利

有馬記念は、3歳馬が好成績を残しやすい傾向にあります。

3歳〜6歳までの年齢別成績がこちら。

3歳馬は、勝率16%,連対率25%,複勝率33.3%といずれもトップの成績。

5歳馬は3着以内に入った数自体は3歳馬よりも多いですが・・・

全体の出走数が3歳馬よりも遥かに多いため、確率ではそれほど高くありません。

なお、7歳以上は【0.0.017】で馬券に絡んだことは0。

基本的には3歳馬を中心に考えて買い目を組むのが良いでしょう。

前走の走り・結果に注目！

有馬記念は、前走の結果が大きな鍵を握ります。

過去10年の前走別成績がこちら。

過去10年で前走が上記の表以外で馬券に絡んだ馬は0。

中でも

• 菊花賞
• 天皇賞（秋）
• ジャパンカップ
• 海外GI

が前走だった馬の3着内率が非常に高い傾向にあります。

加えて、これらのレースで4着以内だった馬は更に好走に期待できるでしょう。

軸馬はこの条件に当てはまる馬から選ぶのが無難です。

2023年の有馬記念を攻略するためのポイント

ここまでは有馬記念に関する"過去のデータ"を元にお話してきました。

ここからは本記事のメインである【2023年の有馬記念攻略】についてフォーカスしていきます。

はじめに、2023年12月21日（木）に決定した今年の有馬記念の枠順がこちら。

この出走表を元に、有馬記念2023の攻略ポイントを3つご紹介します。

それがこちら。

1. スターズオンアースは軸から外して◯
2. ドウデュースが最有力か
3. 狙いは1・3・5の枠連

こちらが競馬戦線の管理人が導き出した結論です。

ぜひ参考にしてみて下さい！

2023年の有馬記念のまとめ

今回は、2023年12月24日に開催される有馬記念の特徴から傾向まで徹底的にご紹介してきました。

いかがだったでしょうか？

これまで数々のドラマを生んできた有馬記念。

今年はどんなドラマ・決着になるのでしょうか。

馬券を買う方も買わない方もぜひ楽しみましょう！