どうも、競馬戦線の管理人です。

今週は、3歳馬の頂点を決める一戦「日本ダービー（東京優駿）」が開催されます。

馬・陣営側もそうですが、全騎手が現役の内に一度でも良いから獲っておきたい特別なG1レース。

日本ダービーは、後の競馬界に多大な影響を与える競走馬が多く輩出されているレースでもあります。

今年の日本ダービーはでは、無敗の2冠馬は誕生するのか・それを阻止する伏兵が現れるのか、注目していきましょう！

▶この記事でわかること

• 日本ダービー2024の枠番・出走馬
• 日本ダービー2024の本命馬・対抗馬・穴馬
• 東京競馬場2,400ｍの特徴
• 過去10年分のデータから日本ダービーの傾向を把握

などなど日本ダービー2024の予想をより楽しく・攻略するための情報を徹底網羅！

ぜひ、最後までお付き合い下さい！

 

日本ダービー2024の枠番・出走馬をご紹介

まず最初に見ていくのは、日本ダービーの出走馬・枠番について。

一覧がこちら。

日本ダービーの出走馬はこの18頭。

そのうち皐月賞組は12頭と全体の3/2を占める形になりました。

注目のジャスティンミラノは、外枠15番に入りましたがこれまでのレース展開を考えれば問題はないでしょう。

レガレイラについては、内枠2番に入りましたので大きく出遅れてどん詰まりみたいなことが起きなければ良い勝負ができると思います。

ジャスティンミラノが無敗の2冠を達成するのか、それを食い止める伏兵は現れるのか。

騎手・馬・陣営の熾烈な争いが予想されます！

日本ダービー2024の出走馬の予想オッズ(5月23日現在)

続いて見ていくのは日本ダービーの予想オッズ。

5月22日時点での予想オッズが以下の通り。

人気	馬名	予想オッズ
1	ジャスティンミラノ	2.2
2	レガレイラ	7.7
3	アーバンシック	10.8
4	シックスペンス	10.9
5	ダノンエアズロック	11.6
6	コスモキュランダ	14.4
7	シンエンペラー	14.7
8	シュガークン	15.6
9	ショウナンラプンタ	21.4
10	ゴンバデカーブース	24.1
11	メイショウタバル	29.5
12	ビザンチンドリーム	38.9
13	ジューンテイク	38.9
14	ダノンデサイル	43.1
15	エコロヴァルツ	45.7
16	サンライズジパング	49.9
17	ミスタージーティー	101.8
18	サンライズアース	326.0

現時点での最も人気なのはジャスティンミラノ。

牡馬クラシック1戦目の皐月賞を制し、最も完成度が高い牡馬と言われています。

予想オッズは2.2倍と圧倒的。

全体のオッズを見ても分かるように8番人気まで10倍台とかなり拮抗しています。

さらには、皐月賞で2着に入ったコスモキュランダが現時点で6番人気と意外な数字に。

オッズだけでは判断することはできませんので、あくまで1つの指標として参考程度に確認するようにしましょう。

日本ダービー2024の予想で役立つ！本命馬・対抗・穴馬・危険な人気馬をご紹介！

ここからが本題。

私なりに日本ダービー2024の本命馬・対抗・穴馬・危険な人気馬をまとめました。

しかし、今年の日本ダービーも例年通り混戦が予想されています。

どうしても切ることができなかった馬もあり、やや選定が多くなってしまいましたが参考にしてください。

本命に選んだのはジャスティンミラノ。

ジャスティンミラノは皐月賞で見事1着となった馬。

1着はもちろん、馬券圏内は堅いでしょう。

しかし、今走は”対抗馬”　”注意”など、馬券に絡む可能性が高い実力ある馬が揃っています。

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本命馬：ジャスティンミラノ

日本ダービー2024で圧倒的な本命馬は「ジャスティンミラノ」！

ジャスティンミラノは、ディープインパクトの血筋を持つキズナ産駒です。

スローペースの競馬しか経験した事が無いのにも関わらず高速決着となった皐月賞では危なげなく勝利。

史上21頭目の無敗の皐月賞馬となりました。

皐月賞はデビューからの2戦と違う流れになったのにも関わらずパフォーマンスが全く下がらなかったのは高く評価できます。

無敗なので、負けパターンが分からないということは心配ではありますが・・・。

それを加味しても、現時点ではダービー馬最有力候補と言っていいでしょう。

1点だけ血統面で懸念材料を上げると、キズナ産駒は東京2,400ｍで惜敗が多いということ。

2022年以降勝っているケースが非常に少ないです。

ただ、あくまで過去馬の話なのでこれを理由に馬券から切る必要はないでしょう。

3冠馬コントレイル以来の無敗の2冠達成となるのか、注目していきましょう！

対抗馬：アーバンシック

日本ダービー2024でジャスティンミラノに対抗できるのは「アーバンシック」！

アーバンシックは、ハーツクライの血筋を持つスワーヴリチャード産駒です。

前走の皐月賞では惜しくも4着と馬券圏内を逃しましたが能力の高さは十分に証明してくれました。

百日草特別でのパフォーマンスはすごく高く、広いコースで早い上がりを使うことができればかなり良い結果を残せると思います。

血統面で見てもハーツクライ系のスワーヴリチャード産駒と2,400ｍ向きなので皐月賞上位馬を負かす展開も十分にありえるかと。

今回は対抗馬として選出させていただきます。

対抗馬：コスモキュランダ

日本ダービー2024の対抗馬2頭目は「コスモキュランダ」！

前走の皐月賞では2着にも関わらず、この馬の評価がここまで低い理由は私にはわかりませんｗ

新馬戦ではタイムオーバーを食らう程の馬でしたが、チークピーシーズを着用した2戦目で見事覚醒。

弥生賞が大事なポイントと見ていて、2歳時に実績のあったトロヴァトーレ・ダノンエアズロック・シンエンペラーをごぼう抜きした時点でこれらの馬と完全に素質が逆転していたと思っていいでしょう。

2歳時の実績が人気を背負いそうな中、何回好走しても人気にならないコスモキュランダと今年絶好調のデムーロ騎手を個人的に激推しています。

穴馬：ショウナンラプンタ

日本ダービー2024の穴馬は「ショウナンラプンタ」！

ショウナンラプンタは、ディープインパクトの血筋を持つキズナ産駒です。

近年の日本ダービーは、米国血統を母系に持っている馬、サンデーサイレンス×米国血統が活躍している印象。

昨年のダービー3着馬、ハーツコンチェルトも母父がUnbridled's Songで米国血統でした。

ショウナンラプンタもキズナ×Zensationalなのでハーツコンチェルトと似たような血統を持っています。

東スポ杯とホープフルステークスで連敗したので評価は落ちていましたが、新馬戦の水準は非常に高く、前走のゆきやなぎ賞では良いレースを作り上げることができたのは好材料。

これらのことを理由に期待の穴馬に選出させていただきました。

危険な人気馬：レガレイラ

日本ダービー2024の危険な人気馬は「レガレイラ」。

レガレイラは、ハーツクライの血筋を持つスワーヴリチャード産駒です。

皐月賞の内容は出脚がつかない、4コーナーでもたれた上で特に不利も無かったのにも関わらず3着と0.4秒差をつけられしっかり目に負けたレガレイラ。

レース後に木村調教師が「調教が間違っていた。取り返しのつかないことをした」と残していますが・・・。

実際のところ昨年のホープフルステークスでこの馬の能力が天井だったと見ています。

ダービーに牝馬が出るだけで目立つので人気傾向になりやすいですし、ルメール騎手騎乗で更に人気を背負うのであれば真っ先に消したい人気馬と見ていいでしょう。

馬券から完璧に外すのは、もしものことがあるのでヒモ馬程度に見ておくのがいいかもしれませんね。

日本ダービー2024が開催される「東京競馬場芝2,400m」の特徴

日本で行われる全G1のうち、3分の1近くがこの東京競馬場で行われています。

中でも東京芝2,400ｍは、今週開催される日本ダービー、その他にもオークス・ジャパンカップといった注目度の高いG1レースで使用されているコース。

そんな同コースを攻略するためにも、競馬戦線がまとめた特徴を紹介していきますので確認していきましょう。

先ほどもお伝えした通り、東京2,400ｍはダービーやオークス、ジャパンカップといったG1を代表するレースが開催されるコース。

左回りで、一周約2,120ｍとJRA10競馬場の中でも最大の広さを持っています。

500ｍを超える長い直線が特徴で、途中には高低差2ｍの急坂もあるので距離以上にスタミナも必要。

また、オーバーシード芝（野芝の上から洋芝の種を蒔いて生やしているもの）ですが高速馬場になることが多く、スピード・瞬発力が鍵を握るコースと言えます。

東京2,400ｍで最も優勢な脚質は「逃げ」。

3着以内率も高く2,400ｍという長丁場にも関わらず意外にも逃げ馬が好成績を収めているという分析結果になりました。

東京競馬場は直線が長いので、差し馬で決まりやすいのではという印象を持ってしまいがちですが、この結果を見る限り逃げ馬に対するマークもしっかり行っておく必要があります。

日本ダービー2024を完全攻略！予想に必要なデータから傾向を読み取る

ここからは、日本ダービー2024の予想で役立つデータをご紹介！

過去10年のデータを参考にダービーの傾向を読み取りました。

今回ご紹介する内容は以下の通り。

それぞれ詳しく解説していきます。

 基本的に人気上位馬が馬券に絡んでいる

2014年〜2023年に開催された日本ダービーの単勝人気別成績がこちら。

単勝人気別の各勝率は以下の通り。

単勝別人気成績からわかる日本ダービーの注目ポイントは以下の通りです。

• 基本的に5人気以内の馬が2頭以上馬券に絡んでいる
• 本命馬は1〜3人気の中から選出
• 対抗馬は5人気以内から選出

近年の日本ダービーは、人気馬の活躍が目立ち、5番人気以内の馬が2頭以上馬券に絡んでいます。

ただ残りの1頭は、6番人気以下の馬も入ってきやすく中盤人気以下の馬は過去10年で7頭馬券に絡んでいますので注意が必要。

それぞれの人気で比較すると1番人気の成績が最も良く、連対率50%・複勝率70%とかなり信頼できる成績となっています。

次いで3番人気の成績が良く、連対率・複勝率共に50%を超える結果に。

今回の日本ダービーの本命馬は1〜3人気の中から、対抗馬に関しては5人気以内から選出するのが懸命だと考えています。

ディープ系・キンカメ系・ハーツクライ系が馬券の中心

2014年〜2023年に開催された日本ダービーの種牡馬別成績がこちら。

種牡馬別成績からわかる日本ダービーの注目ポイントは以下の通り。

• ディープインパクト系。キングカメハメハ系・ハーツクライ系が馬券の中心
• しかし、3頭ともラストクロップ（死亡した種牡馬の最後の子馬の世代）を迎えている
• 現役時代に2,400ｍのG1で優勝実績のある種牡馬が狙い目

圧倒的に、ディープインパクト・キングカメハメハ・ハーツクライ系の成績が良いですが、3頭ともラストクロップを迎えています。

厳密に言うとハーツクライ産駒は今年が最後ですが、今回の出走馬の中にはハーツクライ産駒はいません。

ですので、今年はディープインパクト系のキズナ産駒とアルアイン産駒、キンカメ系のドゥラメンテ産駒とレイデオロ産駒、ハーツクライ系のスワーヴリチャード産駒を狙うのがベスト。

いずれにせよ、現役時代に2,400ｍのG1で優勝実績のある種牡馬を狙うのが良いでしょう。

この中で言うとアルアインのみ2,400のG1での勝利がないので注意して下さい。

内枠と外枠で成績の差は見られない

2014年〜2023年に開催された日本ダービーの枠順別成績がこちら。

	1着	2着	3着
2023年	6枠	3枠	6枠
2022年	7枠	8枠	2枠
2021年	5枠	1枠	6枠
2020年	3枠	6枠	3枠
2019年	1枠	4枠	7枠
2018年	8枠	6枠	4枠
2017年	6枠	2枠	8枠
2016年	2枠	4枠	1枠
2015年	7枠	1枠	6枠
2014年	1枠	7枠	2枠

昔の日本ダービーは、1枠を狙うのがセオリーでしたが過去10年の成績を見る限り、内枠と外枠の差はほとんど見られません。

本命馬がどの枠に入るかではなくどの枠が得意不得意なのかを気にしたほうが良さそうですね。

しかし、5番人気以内の馬が1枠に入った場合はプラス評価してもいいと思います。

当日の馬場傾向や各馬にあった枠の評価を重視するようにしましょう。

オークスとは違い、上がりの脚が使えなくても馬券に絡める

2014年〜2023年に開催された日本ダービーの脚質・上がり３F別成績がこちら。

上がりタイムに別の勝率・連対率・複勝率がこちら。

脚質別の成績がこちら。

同会場で行われた先週のオークスとは異なり、上がりの脚が使えなくても馬券に絡める傾向にあります。

上がり3位以内で馬券に絡んだのが16頭で、上がり4位以下で馬券に絡んだのが14頭と複勝率に差はありません。

ですので、上がりの脚が使えるからといって必ずしも有利ではないということを覚えておいて下さい。

消去データ①：前走10番人気以下の馬

まず1つ目の消去したほうがいい馬のデータは、前走10番人気以下の馬です。

過去10年の前走10番人気以下の競争成績がこちら。

着順	1着	2着	3着	着外
回数	0回	0回	0回	34回

結果から見て分かるように1頭も馬券に絡んでいません。

今回の出走馬で該当する馬は・・・

の3頭となっています。

消去データ②：皐月賞以外の重賞で3番人気以下の馬

2つ目の消去したほうがいい馬のデータは、前走皐月賞以外の重賞で3番人気以下の馬です。

過去10年の前走皐月賞以外の重賞で3番人気以下の競争成績がこちら。

着順	1着	2着	3着	着外
回数	0回	0回	1回	44回

結果から見て分かるようにたった1頭しか馬券に絡んでいません。

今回の出走馬で該当する馬は・・・

の4頭です。

NHKマイルカップで4着と好走したゴンバデカーブースや青葉賞で2着のショウナンラプンタ、京都新聞杯の優勝馬ジューンテイクが引っ掛かってしまいました。

消去データ③：前走皐月賞で9着以下の馬

3つ目の消去したほうがいい馬のデータは、前走の皐月賞で9着以下の馬です。

過去10年の前走皐月賞で9着以下の競争成績がこちら。

着順	1着	2着	3着	着外
回数	0回	0回	0回	31回

馬券に絡んだ馬は、まさかの0頭。

皐月賞組で番狂わせが起きていないことが分かりますね。

今回の出走馬で該当する馬は・・・

の5頭です。

消去データ④：キャリア7戦以上の馬

4つ目の消去したほうがいい馬のデータは、キャリア7戦以上の馬です。

過去10年のキャリア7戦以上の競争成績がこちら。

着順	1着	2着	3着	着外
回数	1回	1回	1回	46回

馬券に絡んでいる馬は3頭いますが、2016年以降の8年間で見てみると1頭も馬券に絡んでいません。

若いうちの走り過ぎは良くないということでしょうか。

今回の出走馬で該当する馬は・・・

の3頭です。

皐月賞で2着と好走したコスモキュランダが該当する形に。

追い切りを見ている感じ消耗している感じは見られないのであくまで指標の一つと捉えるようにしましょう。

消去データ⑤：前走1,800ｍ以下のレースに出走した馬

5つ目の消去したほうがいい馬のデータは、前走1,800ｍ以下のレースに出走した馬です。

過去10年の前走1,800ｍ以下のレースに出走した馬の競争成績がこちら。

着順	1着	2着	3着	着外
回数	1回	0回	0回	27回

今回の出走馬で該当する馬は・・・

の2頭です。

人気の1頭に推されそうなシックスペンスが該当する形になりました。

消去データ⑥：新馬戦を4着以下で負けた馬

6つ目の消去したほうがいい馬のデータは、新馬戦を4着以下で負けた馬です。

過去10年の新馬戦を4着以下で負けた馬の競争成績がこちら。

着順	1着	2着	3着	着外
回数	0回	0回	1回	27回

今回の出走馬で該当する馬は・・・

の4頭です。

またもコスモキュランダが入る形に・・・

現時点で成績の割に人気がないのはこれが理由なのか？

消去データ⑦：重賞で3着以内の実績がない馬

7つ目の消去したほうがいい馬のデータは、重賞で3着以内の実績がない馬です。

過去10年の重賞で3着以内の実績がない馬の競争成績がこちら。

着順	1着	2着	3着	着外
回数	0回	0回	0回	22回

今回の出走馬で該当する馬は・・・

の3頭です。

これら7つの消去データに該当した馬は全部で14頭。

注目馬もコスモキュランダ、シックスペンス辺りが本命馬として買いづらくなりましたね・・・

消去データをクリアした馬

この7つの消去データをすべてクリアした馬は全部で5頭でした。

該当馬は以下の通り。

本命馬に関してはこちらの5頭の中から選ぶことをおすすめします。

日本ダービー2024まとめ

ここまで日本ダービー2024について詳しくご紹介してきました。

いかがだったでしょうか？

「この戦いに勝てれば辞めてもいいというジョッキーがいる」「この戦いに勝ったことで燃え尽きてしまった馬もいる」。

そんな逸話の残る全ホースマン、競馬ファンの夢の祭典「日本ダービー」。

世代の頂点に輝くのは一体どの馬なのか。

その動向に目が離せません！

是非今回ご紹介した予想方法を基に、日本ダービーで勝負してみて下さい！