【競馬】合成オッズとは?計算方法・均等払い戻しの買い方・馬券での活用方法を解説

合成オッズ アイキャッチ

競馬で勝つためには、どの馬を買うかだけでなく「どう買うか」が重要です。

特に、複数の買い目を購入する場合は、表面的なオッズだけを見ていると、知らないうちに利益が出にくい買い方になっていることがあります。

そこで役立つのが合成オッズです。

この記事では、合成オッズの計算式・具体例・馬券での活用方法まで徹底解説します。

監修者
森人志
競馬戦線 責任者

元競馬関係者として培ってきた知見を活かして、退職後は競馬予想家として活動を開始。2010年頃には某大手情報サイトの予想家ランキングで三冠を達成しました。同時期に競馬予想ブログを立ち上げ、独自の予想理論やテクニックを発信。その実績と発信力が評価され、競馬戦線創設者・田原から声を掛けられたことをきっかけに競馬戦線へ参画しました。現在も予想家として活動を続けながら、競馬戦線の責任者を受け持っています。

合成オッズとは?

合成オッズとは、複数の買い目を1つのオッズとして考えるための指標です。

馬券を2点・3点と購入すると、実際にどれくらいの利益が見込めるのか分かりにくくなります。

そこで役立つのが合成オッズです。まずは意味から分かりやすく見ていきましょう。

合成オッズとは「複数の買い目を1つのオッズとして考えること」

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単勝1点買いなら、オッズを見るだけで「当たれば何倍になるのか」がすぐ分かります。

しかし、馬連・ワイド・3連複などで複数の買い目を購入すると、馬券全体では何倍になるのかが分かりません。

そこで使うのが合成オッズです。

合成オッズとは、複数の買い目を1つの馬券として考えた場合のオッズのこと。

つまり「この買い方は、実質何倍の馬券なのか?」を表してくれる数字です。

なぜ合成オッズが必要なのか

例えば、次の3点を購入したとします。

買い目 オッズ
A 2.0倍 テキスト テキスト
B 6.0倍 テキスト テキスト
C 7.0倍 テキスト テキスト

一見すると「6倍や7倍もあるし、当たれば結構プラスになりそう!」と思いますよね。

しかし、実際はそうとは限りません。

複数の買い目を購入すると、オッズが高い馬券と低い馬券が混ざるため、見た目だけでは利益が出るかどうか判断できません。

特に均等払い戻しで購入する場合は、人気の組み合わせほど購入金額が多くなるため、的中しても利益がほとんど残らないケースがあります。

このような失敗を防ぐために確認するのが、合成オッズです。

合成オッズを見れば⋯。

合成オッズで分かること メリット
利益が出るか トリガミを避けられる
買い目が多すぎないか 点数を見直せる
資金配分は適切か 均等払戻がしやすい
買う価値があるか 馬券全体を数字で判断できる

合成オッズは「計算するための数字」ではありません。

複数の買い目で利益を出せるかどうかを判断するための指標です。

点数買いをする方ほど、合成オッズを確認することで無駄な買い目やトリガミを減らし、効率よく馬券を組み立てられるようになります。

合成オッズの計算方法

複数の馬券を購入する場合、それぞれのオッズだけでは全体の利益を判断できません。

そこで必要になるのが合成オッズです。

ここでは、計算式から具体的な例を使った求め方まで紹介します。

合成オッズの計算式

合成オッズの計算式は⋯。

  • 合成オッズ = 1 ÷(1÷Aオッズ + 1÷Bオッズ + 1÷Cオッズ…)

つまり、それぞれのオッズの逆数を足して、最後に1を割ることで合成オッズを求められます。

例:3頭の馬券を購入する場合

以下の3頭を均等購入するとします。
A馬:5.0倍/B馬:8.0倍/C馬12.0倍
計算式は【1÷(1÷5 + 1÷8 + 1÷12)】になります。
それぞれ計算すると⋯。
1÷5 = 0.2/1÷8 = 0.125/1÷12 = 0.083
合計すると、0.20+0.25+0.083=0.408
最後に1÷0.408=2.45

つまり、この3頭を均等購入した場合の合成オッズは【2.45倍】になります。

実質的には「2.35倍の馬券を30,000円購入している」と考えられます。

均等払い戻しの購入金額の計算方法

例えば3頭に均等で10,000円ずつ購入した場合、購入金額は合計30,000円です。

合成オッズが2.45倍なら【30,000円 × 2.45倍=73,500円】の払い戻しになります。

つまり⋯。

  • 投資額:30,000円
  • 払戻金:73,500円
  • 利益:43,500円

ということが事前に分かります。

単純に「5倍の馬を買う」「10倍の馬を買う」と考えるだけではなく、複数購入した場合の全体像を見るために合成オッズが必要になります。

合成オッズの考え方

合成オッズは便利な指標ですが、使い方を間違えると利益につながらないこともあります。

ここでは、合成オッズを見るうえで重要な2つのポイントについて紹介します。

合成オッズが高いほど有利とは限らない

「合成オッズが高い=高配当だから有利」と考えてしまう人は多いですが、これは間違いです。

合成オッズは高くなるほど、当然ながら的中率は下がる傾向があります。

期待値と合わせて、2つの買い方を比較してみると⋯。

パターン① パターン②
・合成オッズ3倍
・的中確率40%
期待値【3倍×40%=120%】
・合成オッズ10倍
・的中確率5%
期待値【10倍×5%=50%】

合成オッズが高いパターン②でも、長期的には負ける可能性が高くなります。

よって、高いオッズを狙うことより、オッズと的中確率のバランスを見ることが重要です。

競馬では「何倍を買うか」ではなく「その倍率に対して勝つ可能性があるか」を考える必要があります。

点数を増やすと合成オッズは下がる

同じようなオッズ帯の馬を購入した場合、買い目を増やすほど合成オッズは下がります。

3頭購入 5頭購入
A馬:10.0倍
B馬:15.0倍
C馬:20.0倍
▶合成オッズ4.62倍
A馬:10.0倍
B馬:15.0倍
C馬:20.0倍
D馬:25.0倍
E馬:30.0倍
▶合成オッズ3.45倍

3頭から5頭に買い目を増やしただけで、合成オッズは約1.2倍も低下しました。

これは、購入する馬券が増えるほど、どれか1頭が的中する可能性は高まる一方で、1点あたりの利益が薄まるためです。

つまり、買い目を増やすほど⋯。

  • 的中率は上がりやすい
  • 合成オッズは下がる
  • 1回あたりの利益は小さくなりやすい

という関係になります。

買い目を広げれば安心感は増しますが、その分だけ利益率は低下。

合成オッズを確認することで「的中率を優先する買い方なのか」「利益を優先する買い方なのか」を客観的に判断できるようになります。

合成オッズを馬券で活用する方法

合成オッズは、単に計算できれば良いわけではありません。

本当に重要なのは、馬券を購入する前の判断材料として活用することです。

実際に合成オッズを確認するだけで、無駄な買い目を減らしたり、トリガミを防いだりと、回収率アップにつながる場面は少なくありません。

活用シーン 分かること 得られるメリット
均等買いをするとき 最終的な利益 利益が出る買い方か判断できる
トリガミを防ぎたいとき 払い戻し額 当たっても損する馬券を避けられる
買い目を増やすとき 利益率の変化 無駄な買い目を減らせる

以上3つの活用シーンについて、1つずつ詳しく解説していきます!

均等買いをする時は必ず確認する

複数の買い目を均等に購入するときは「何点買うか」ではなく、最終的な合成オッズが何倍になるのかを確認しましょう。

例えば、5点を均等買いした場合でも、合成オッズが低ければ思っていたほど利益は残りません。

逆に、買い目を1〜2点減らすだけで、利益が大きく改善するケースもあります。

まずは、次の例を見てみましょう。

購入点数 購入金額 合成オッズ 払戻金 利益
5点(各1,000円) 5,000円 2.2倍 11,000円 6,000円
4点(各1,000円) 4,000円 2.9倍 11,600円 7,600円

このように、買い目を1点減らしただけでも合成オッズが上がり、利益も増えるケースがあります。

均等買いでは「当てること」だけでなく「利益をどれだけ残せるか」も重要です。

馬券を購入する前に合成オッズを確認する習慣をつけることで、より効率的な資金配分ができるようになります。

トリガミになる馬券を避けられる

競馬では「当たったのに損をした」というトリガミを経験したことがある人も多いでしょう。

これは、買い目を広げすぎたことで、払い戻しよりも購入金額が大きくなってしまうのが原因です。

合成オッズを確認すれば、購入前にトリガミかどうかを判断できます。

例えば、次のようなケースです。

投資額 合成オッズ 払戻金 結果
10,000円 0.9倍 9,000円 トリガミ✕
10,000円 1.2倍 12,000円 利益2,000円◯
10,000円 2.5倍 25,000円 利益15,000円◎

同じように馬券が的中しても、合成オッズによって利益は大きく変わります。

特にワイドや馬連の多点買いでは、知らないうちにトリガミになっているケースも少なくありません。

「当たるかどうか」だけでなく「利益が残るかどうか」まで確認することが、長期的に勝つためのポイントです。

買い目を削る判断材料になる

「この馬も気になる」「一応押さえておこう」と買い目を増やしていくと、いつの間にか利益が大きく減っていることがあります。

その原因は、買い目を増やすほど合成オッズが下がるためです。

例えば、次のような変化を見てみましょう。

買い目 合成オッズ 変化
3点 4.8倍 基準
4点 4.1倍 ▼0.7倍
5点 3.5倍 ▼1.3倍
6点 3.0倍 ▼1.8倍

このように、買い目を追加するたびに合成オッズは少しずつ低下していきます。

もちろん、その分だけ的中率は上がります。

しかし、利益とのバランスを考えなければ「当たるけど儲からない馬券」になってしまう可能性があります。

迷ったときは「この1点を追加すると合成オッズはどれくらい下がるのか」を確認してみましょう。

合成オッズは、買い目を増やすための指標ではなく、買い目を絞るための指標として使う方が、回収率アップにつながりやすくなります。

まとめ|合成オッズを理解して無駄のない馬券戦略を作ろう

合成オッズは、複数の買い目を購入したときの「実質的なオッズ」を把握するための重要な指標です。

計算方法を理解すれば、トリガミの防止や買い目の整理、資金配分の判断にも役立ちます。

ただし、合成オッズの高さだけを追うのではなく、的中率や期待値とのバランスを見ることが大切です。

合成オッズを上手に活用し、感覚ではなく数字に基づいた馬券購入を目指しましょう。

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