フォワ賞【2019】で日本馬は勝てるのか!?競馬戦線の考察!

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フォワ賞【2019】に出走する競走馬について

どうも。競馬戦線の管理人ボクです。

2019年10月6日に開催される凱旋門賞を目標にするキセキが、フォワ賞に出走登録しました。

フォワ賞とは凱旋門賞の前哨戦として扱われているレースで、凱旋門賞はフランス最大の「今1番強い馬」を決める世界規模のレースです。

フォワ賞と凱旋門賞は同じフランスのロンシャン競馬場で行われるので、凱旋門賞に出走する馬が競馬場や環境に慣れるためにフォワ賞に出走します。

今回は、そんなフォワ賞【2019】に出走する日本馬キセキが勝てるのか?についてお話しようと思います。

フォワ賞に出走した歴代の日本馬達

これまでフォワ賞に出走した日本馬は合計10頭で出走回数は12回。

初めてフォワ賞に参戦した日本馬は「シリウスシンボリ」という馬で、結果は2着と素晴らしい功績を残しています。

競走名 着順
2017 サトノダイヤモンド 4
サトノノブレス 6
2013 オルフェーヴル 1
ステラウインド 5
2012 オルフェーヴル 1
アヴェンティーノ 5
2011 ヒルノダムール 2
ナカヤマフェスタ 4
2010 ナカヤマフェスタ 2
1999 エルコンドルパサー 1
1997 サクラローレル 8
1986 シリウスシンボリ 2

その後はサクラローレル・エルコンドルパサーと、日本を代表する名馬が凱旋門賞のステップレースとして参戦。

ボルジアを破り、エルコンドルパサーが初の勝利を収めました。

しかし、その後に参加する日本馬の成績は乏しく、勝率は25%しかありません。

フォワ賞で良い成績を残している日本馬も、本番の凱旋門賞では入着することすらできないこともあり。

エルコンドルパサーはモンジューの2着。

あのオルフェーヴルはフォワ賞を大差で圧勝したにも関わらず、凱旋門賞で女帝トレブに敗れています。

距離も走る場所も同じなのに、なぜか勝利に結びつかない。

最近はフォワ賞がステップレースとして”適しているのかさえ”怪しい気もしてますw

ちなみに、最近逝ってしまった世界を代表する「ディープインパクト」は、フォワ賞をスルーして凱旋門賞に挑戦したので、それだけ力の違いがあったのかもしれませんね・・・。

と、少し本題とずれてしまいましたが、今回参加する「キセキ」は、前哨戦を難なく勝利し凱旋門賞へ挑むことができるのか。

今からドキドキが止まりません。

良い結果に期待しましょう。

フォワ賞【2019】に出走する日本の競走馬ってどんな馬?

そもそも、フォワ賞を経由するのかしないのか。

「日本で良い成績を残しているなら、ディープインパクトのようにそのまま凱旋門賞で勝負すれば良いんじゃないの?」

と思う方もいるでしょう。

これに関しては陣営の狙い方もありますが・・・

一番の理由は「西洋芝」と「日本の芝」との違いでしょう。

後は、とりあえず1本追って慣らしておきたい。

フォワ賞すら勝てない馬が凱旋門賞なんか勝てるわけない!

という意味合いもあるかもしれませんね。

ちなみに、フォワ賞【2019】に出走する日本馬はキセキの1頭のみ。

直近の戦績こそ善戦していますが、競馬に詳しい方ほどあまり”期待していない”かもしれませんね。

とりあえず様子をみたい。

楽勝で勝ってくれないと本番に挑めないという陣営の気持ちの現われ、と捉えるのが無難な気がします。

フォワ賞【2019】で「キセキ」は起きる?!

もしかしたらワンチャンある。

ベストを尽くせば凱旋門も狙えるかもしれない。

そんなキセキがどのような馬なのか、ちょっとだけ解説しましょう。

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※画像は競馬TIMESから引用しています。

キセキは、石川達絵さんが所有する2014年5月13日に生まれた競走馬で、角居勝彦さんが調教師として活躍。

クラシックG1の菊花賞を勝利しています。

過去の成績はこんな感じ。

開催日 競馬場・R 競走名 着順
2019年06月23日 阪神11R 宝塚記念 G1 2
2019年03月31日 阪神11R 大阪杯 G1 2
2018年12月23日 中山11R 有馬記念 G1 5
2018年11月25日 東京11R ジャパンC G1 2
2018年10月28日 東京11R 天皇賞(秋) G1 3
2018年10月07日 東京11R 毎日王冠 G2 3
2018年06月24日 阪神11R 宝塚記念 G1 8
2018年03月24日 中山11R 日経賞 G2 9
2017年12月10日 香港04R 香港ヴァーズ G1 9
2017年10月22日 京都11R 菊花賞 G1 1
2017年09月24日 阪神11R 神戸新聞杯 G2 2
2017年08月05日 新潟10R 信濃川特別 1000万下 1
2017年07月15日 中京08R 3歳以上500万下 1
2017年03月25日 阪神11R 毎日杯 G3 3
2017年02月26日 阪神09R すみれS OP 3
2017年01月29日 東京09R セントポーリ500万下 5
2016年12月11日 阪神05R 2歳新馬 1

2歳の新馬戦から1着、その後惜敗が続いておりました。

しかし、3歳の夏場に条件戦を勝ち上がると秋の3歳クラシック最終戦であるG1菊花賞を制覇。

競馬に興味がない人でも名前を知っているほど世に知れ渡ることになりました。

2017年冬のG1香港ヴァーズから成績が悪くなり自然と人気もなくなってきましたが、2018年10月07日のG2毎日王冠から騎手が川田将雅に変わったことで、走り方を差し馬から逃げ馬にシフト。

それから1着こそありませんが、G1で3度の2着など好成績を収めています。

今波に乗ってると日本から注目されている競走馬です。

フォワ賞【2019】ライバルになるのはこの馬!

フォワ賞【2019】で日本馬以外に最も期待されている競走馬は・・・

エネイブル、以外にいないじゃん!なんて思っているでしょ?

いえいえ、ヴァルトガイストがいます!

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※画像はJRAから引用しています。

2014年02月18日にイギリスで生まれたキセキと同じ歳の競走馬。

エネイブルの強さが他馬を圧倒しているので影に隠れていますが、ヴァルトガイストはエネイブルに一矢報いる能力の持ち主です。

まずは、ヴァルトガイストが出場した全てのレース結果を御覧ください。

開催日 競馬場 競走名 着順
2019年07月27日 アスコット KGVI&QES G1 3
2019年06月19日 アスコット プリンスオブWS G1 3
2019年04月28日 ロンシャン ガネー賞 G1 1
2018年12月09日 シャティン 香港ヴァーズ G1 5
2018年11月03日 アメリカ ブリーダーズC G1 5
2018年10月07日 ロンシャン 凱旋門賞 G1 4
2018年09月16日 フランス フォワ賞 G2 1
2018年07月01日 フランス サンクルー大賞 G1 1
2018年06月03日 シャンティイ シャンティイ大賞 G2 1
2018年05月06日 フランス エドゥヴィル賞 G3 1
2018年04月08日 フランス アイクール賞 G2 5
2017年11月01日 ドイツ バイエルン大賞 G1 4
2017年10月07日 イギリス ギガセット G3 2
2017年07月01日 アイルランド 愛ダービー G1 4
2017年06月04日 シャンティン 仏ダービー G1 2
2017年05月08日 フランス グレフェール賞 G2 2
2016年10月30日 フランス クリテリウム G1 1
2016年10月08日 フランス コンデ賞 G3 3
2016年09月08日 フランス 未勝利戦 1

全レースの戦績は19戦7勝12敗。勝率は36%。

フランスの競馬場での成績は11戦7勝4敗。

1着率63%と高い勝率を保っています。

2016年のクリテリウムドサンクルー以来勝ち星から遠ざかっていましたが、3連勝でG1サンクルー大賞を制覇。

勢いそのままに昨年のG2フォワ賞も制覇し、そのまま凱旋門賞にも出走しましたが・・・

凱旋門賞では最強の女王エネイブルに遅れを取り4着でした。

凱旋門賞後の2戦はどちらも5着と良い結果を残せませんでしたが、今年の初戦G1ガネー賞では1着となっています。

エネイブルと2度目の対戦となったG1KGVI&QESでは、エネイブルともう1頭の怪物クリスタルオーシャンに次ぐ3着と健闘。

昨年のフォワ賞でも勝利を上げていることも考えれば、キセキのライバルとなるのはエネイブルの他にヴァルトガイストでしょう。

フォワ賞【2019】で日本馬は勝つことができるのか?

結論から言うと可能性は五分五分。

ヴァルトガイストは2018年香港ヴァーズで後方からの競馬を取って、直線で追い込むも5着でした。

しかし、ガネー賞では3番手の好位からレースを進め直線で抜け出して他馬を寄せ付けない勝利を飾っています。

フォワ賞【2019】は出走頭数が14頭なので、香港ヴァーズのように後方からの競馬を取ってくれればキセキのペースに持ち込める可能性が高いです。

キセキが逃げる展開となればヴァルトガイストがマークしてくる事も考えられますが、キセキのペースに持ち込むことができれば逃げ切ることも考えられます。

逆に、キセキが他馬にペースを乱されてしまえばヴァルトガイストのほうが有利でしょう。

果たしてフォワ賞【2019】を制するのは日本のキセキか、それとも注目されているヴァルトガイストか、はたまた別の馬か。

当日のレースから目が離せません。

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