地方競馬騎手で1番稼いでる騎手は誰?年収ランキングや中央・地方の年収格差や違いをご紹介!

地方競馬騎手の年収ランキング サムネイル

どうも、競馬戦線です。

今回は、地方競馬の騎手がどのくらいの年収を稼いでいるのかを徹底調査。

「今の地方競馬で1番稼いでる騎手は誰なの?」

「JRAの騎手との年収の違いはどのくらい?」

など、地方競馬の騎手の年収事情について大公開していきます。

加えて、賞金額の多い騎手を知ることで、今後予想する際の参考にも。

ぜひ、最後までお付き合いください。

この記事の執筆者
河合 秀樹

1985年8月29日生まれ。
競馬戦線の検証記事の担当者。
これまで200を超える競馬予想サイトを検証してきたいわば競馬予想サイト検証のプロ。
元々某競馬予想サイトの事業部長を担当しており、そこで蓄えた知識・経験を元に優良サイトを見極める。
悪質なサイトを心から憎んでおり、稼げない競馬予想サイトをこの世から無くすために日々自腹で検証中!

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また、手っ取り早く地方競馬で稼ぎたいという方は、よく当たる地方競馬予想を無料で公開しているサイトをまとめたこちらの記事を参考にしてみてください。

地方競馬騎手の年収の仕組み

地方競馬騎手の年収ランキング 年収の仕組み

そもそも地方競馬騎手の年収はどうやって決まるのでしょうか。

レースでたくさん勝てば年収が増えるというのはなんとなくイメージがつきますが・・・

実際のところは、レースの賞金以外にも複数の収入源があります。

それがこちら。

  • 進上金(獲得賞金の5%)
  • 騎乗手当(数千円)
  • 調教手当(数百円〜数千円)
  • その他手当(開催手当・ナイター手当)

メインの収入源としては4つありますが、はっきり言って金額に期待できるのは賞金の5%がもらえる進上金と呼ばれるものだけ。

他は、1日に数レース出走したとしても数千円程度にしかならないので、気持ち程度の金額でしょう。

ましてや、競馬が開催していない日は、収入が調教手当のみに。

そのため、開催日になるべく多くの進上金を稼いでおかないと、必然的に生活は苦しくなってしまいます。

賞金だけで数百万円〜数千万円稼ぐトップ騎手もごく僅かにいますが・・・

平均年収は300万円から400万円前後。

一見、華やかに思える地方競馬騎手ですが、その内情は稼いでいるとは言えない方が大半のようです。

地方競馬騎手の年収ランキング

地方競馬騎手の年収ランキング トップ

それでは、本記事のメインである地方競馬騎手の年収をランキング形式で発表していきます。

対象は、2022年の全てのレースから算出した獲得賞金を元にランク付け。

合わせて、年間の成績も載せているので、今後の予想の参考にしてみてください。

騎手名(所属) 総獲得賞金 1着 2着 3着 4着以下 出走回数 勝率 連対率 3着内率
矢 野 貴 之 (大 井) 1,121,388,000円 284 192 165 728 1369 20.70% 34.80% 46.80%
森 泰 斗 (船 橋) 1,007,201,500円 318 230 189 728 1465 21.70% 37.40% 50.30%
笹 川 翼 (大 井) 901,425,000円 250 245 206 770 1471 17.00% 33.70% 47.70%
和 田 譲 治 (大 井) 829,210,000円 227 203 179 1034 1643 13.80% 26.20% 37.10%
本 田 正 重 (船 橋) 635,886,000円 129 120 123 684 1056 12.20% 23.60% 35.20%
本 橋 孝 太 (船 橋) 590,175,000円 102 95 105 580 882 11.60% 22.30% 34.20%
吉 村 智 洋 (園 田) 556,234,500円 349 210 169 469 1197 29.20% 46.70% 60.80%
田 中 学 (西 脇) 472,770,000円 181 167 161 532 1041 17.40% 33.40% 48.90%
張 田 昂 (船 橋) 449,785,000円 99 127 90 695 1011 9.80% 22.40% 31.30%
町 田 直 希 (川 崎) 428,639,500円 127 133 111 816 1187 10.70% 21.90% 31.30%

2022年地方競馬騎手の年収トップに立ったのは、大井競馬場所属の矢野貴之騎手

NARグランプリ2022で最優秀牝馬に選ばれたサルサディオーネの主戦騎手で、獲得賞金は11億円を突破!

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自身も、同年のNARグランプリで最優秀取得騎手賞を受賞しています。

2位には、船橋競馬所属の森泰斗騎手がランクイン。

NARグランプリ2021では、最優秀勝利回数騎手賞と最優秀賞金取得騎手賞の2冠に輝いた地方競馬を代表する名ジョッキーです。

それ以外にも、多くの重賞レースを制覇した有名騎手達が揃ってランクイン。

また、8位の吉村智洋騎手と9位の田中学騎手以外は、いずれも南関競馬所属のジョッキー。

やはり知名度や賞金額が地方競馬の中でもずば抜けている南関競馬所属だと、自ずと賞金額も上がりやすい傾向にあるようです。

このランキングを参考に、2023年の予想を組み立ててみてください。

地方競馬騎手の年収ランキングにこれから来そうな選手3選!

最後に、先ほどのランキングからは惜しくも外れてしまったものの、今後の活躍に期待できる騎手を3名ピックアップしてご紹介。

今回は、2022年に開催されたYJS(ヤングジョッキーシリーズ)というJRAと地方競馬の若手騎手が合同で競い合う交流戦での活躍を踏まえて選んでみました。

2023年の活躍が期待される3名の騎手がこちら。

  • 及川烈(浦和競馬場所属)
  • 野畑凌(川崎競馬場所属)
  • 大山龍太郎(園田・姫路競馬場所属)

それぞれのプロフィールから、選出した理由などを詳しくご紹介していきます。

2023年注目騎手1人目「及川烈」

地方競馬騎手 年収ランキング 及川烈

名前 及川烈
生年月日 2004年3月2日
所属 浦和競馬場
初騎乗 2022年4月25日
初勝利 2022年4月28日
通算成績 297戦20勝

1人目は、浦和競馬場所属の及川烈騎手。

2022年のYJSでは、地方競馬の東日本部門でトライアルラウンドという予選を見事1位で突破しました。

祖父が競馬好きだったことや、小柄な体を強みにできる騎手の道を選択した及川騎手。

先行馬への騎乗を得意とし、レース序盤から先頭集団でレースを進めることが多い傾向。

今後、技術面・精神面が更にレベルアップすれば、年収ランキングでも上位に食い込むポテンシャルを持っています。

2023年注目騎手2人目「野畑凌」

地方競馬騎手の年収ランキング 野畑凌

名前 野畑凌
生年月日 2004年10月12日
所属 川崎競馬場
初騎乗 2022年4月4日
初勝利 2022年4月7日
通算成績 776戦69勝

2人目は、川崎競馬所属の野畑凌騎手。

今回ご紹介する3人の騎手の中では最も若く、2023年3月現在で18歳。

レース中の手綱捌きはまだまだ未熟な部分がありますが、思い切りのよい走りには今後の活躍が期待できます。

特に、差し馬との相性が良くまれにベテランも驚きの大捲りを披露するレースも。

今後、年齢を重ねるに連れて実績も上がっていくはずなので、今のうちから目をつけておいて間違いないでしょう。

2023年注目騎手3人目「大山龍太郎」

地方競馬騎手の年収ランキング 大山龍太郎

名前 大山龍太郎
生年月日 2003年11月28日
所属 園田・姫路競馬場
初騎乗 2021年4月13日
初勝利 2021年4月15日
通算成績 1392戦114勝

ラストは、園田・姫路競馬場の新星大山龍太郎騎手。

初騎乗からわずか3日で初勝利を挙げ、現在の勝利数は114勝と大台の100勝を突破しています。

最近では、1番人気の馬に騎乗することもしばしば。

スタートダッシュを決めるのがうまく、レース運びにも定評があります。

デビュー直後は、距離誤認による20日間の騎乗停止処分などもありましたが、その後順調に成長。

今後、地方競馬を代表する騎手になることが期待されています。

以上、競馬戦線の選ぶ2023年期待の若手騎手3名を紹介してきました。

いずれの選手も20歳前後とまだまだ成長過程。

近いうちに、年収ランキング上位の矢野貴之騎手や森泰斗騎手を脅かす存在になることに期待しましょう。

もし、競馬場で選手を見かけたら熱い声援をかけてみてください。

地方競馬騎手の年収のまとめ

今記事では、地方競馬の年収の仕組みや、現時点での年収ランキングをご紹介してきました。

いかがだったでしょうか?

騎手それぞれの年収を把握しておくことで、どの騎手がどれだけ勝っているのかを知ることができます。

さすがに騎手の能力だけで結果が変わることはあまりありませんが・・・

レースの結果に少なからず影響を与えているのは事実。

今回紹介したランキングは、変動があり次第追記していきますので、毎週欠かさずチェックするようにしてください。

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