競馬初心者向けのコラムから、重賞レース・WIN5の予想まで幅広く手がける競馬予想家。1963年10月11日生まれ。20代から競馬の世界に入り、長年にわたり蓄積した知識と経験を活かして、確かな分析と予想を提供している。過去3年間でWIN5を3度的中させるほか、重賞レースでも高い的中率を記録。現在は「競馬戦線」でレース記事や初心者向けコラムの執筆を行うとともに、AI予想システムの監修も務めている。予想精度とわかりやすさに定評がある、信頼される実力派。
馬連フォーメーションは最強の買い方?おすすめの買い方から注意点まで詳しく解説

目次
どうも、競馬戦線の管理人です。
今回は、馬連フォーメーションについて解説していきます。
的中率と回収率のバランスが良く、多くの競馬ファンに人気の券種馬連。
そんな中でも、馬連フォーメーションは最も効率良く稼げる買い方です。
しかし・・・
買い方のコツやメリット・デメリットをしっかり把握せずに闇雲に勝負しても稼ぐことは不可能。
ということで本記事では、馬連のフォーメーションに関するありとあらゆる情報を徹底的に解説していきます。
「馬連フォーメーションで稼ぎたい」
「競馬で効率良く稼げる方法を知りたい」
そんな方はぜひ最後までお付き合いください!
馬連のフォーメーションとは?

馬連フォーメーションとは、1頭目と2頭目を指定して、それらの組み合わせを全て同一金額で購入する方法。
軸となる馬を複数頭選出できるため、的中確率を底上げできる買い方です。
また、これだけでは分かりづらいと思うので、具体的な例を出してご紹介します。
例えば、軸馬に①と②、相手馬に③④⑤を選択したとします。
この場合の馬券と具体的な買い目は以下の通り。

具体的な買い目
- ①→③
- ①→④
- ①→⑤
- ②→③
- ②→④
- ②→⑤
この6通りを購入することになります。
1点あたりの購入金額は平等で、1点100円で購入する場合は×6で600円となります。
ここまでが馬連フォーメーションの概要ですが「そもそも馬連とは?」「平均配当は?」といった疑問や悩みを持つ方もいるはず。
そのような方は、以下関連記事より詳細をご覧いただき、その後本記事を読み進めていただけると、スムーズに内容が入ってくるでしょう。
馬連フォーメーションと『ボックス』『流しの違い』
馬連ではフォーメーション以外にも、ボックスと流しの2つの買い方ができます。
それぞれを解説した表がこちら。
| 馬連ボックス | 馬連流し | ||
|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ||
| 向いている人 | 的中率を重視したい | 向いている人 | 回収率を重視したい |
| 網羅性 | ★★★★★ | 網羅性 | ★★★ |
| 難易度 | ★★★ | 難易度 | ★★★★ |
流しは軸馬を1頭決めて、他の馬に流すように買う方法です。
例えば軸を①と決め、相手に②・③・④を選べば「①-②」「①-③」「①-④」の3点だけで済みます。
少ない点数で狙える一方、軸が馬券圏内に入らなければすべて外れるため、軸選びの精度が勝負の分かれ目になります。
ボックスは流しとは違い、網羅性に長けた買い方。
選んだ馬全ての組み合わせを購入するので、軸の選定ミスは起こりません。
その分点数が増えてしまうのがデメリットですが、4頭以内に抑えると「当たっても収支がマイナス」といった事態は避けることが可能です。
馬連でできる買い方まとめ
馬連フォーメーションの点数計算方法
馬連フォーメーションには点数の計算式が存在しません。
軸を何頭にするかによって買い目が大幅に変動するためです。
慣れれば頭数で分かるようになりますが、それまではJRAの公式サイトに用意されているフォーメーション組み合わせ数計算表を使うのが良いでしょう。

画像のように自分が選んだ馬にチェックを入れるだけで、一瞬で点数を計算してくれます。
馬連フォーメーションの点数計算に迷った場合は使ってみてください!
馬連でG1「阪神ジュベナイルF」を攻略!今勝てる手法をデータ比較
今週はG1「阪神ジュベナイルF」が開催!
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※名前をタップでそれぞれの公式サイトに遷移します。
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馬連フォーメーションは初心者でも使える最強の買い方!その理由を詳しく解説します
馬連フォーメーションが最強な理由
- ムダな点数を省いて効率よく当てられる
- 軸を複数設定できて安定感が高い
- 人気馬と穴馬を自由に組み合わせられる
- 少点数でも高配当を狙いやすい

ここからは、それぞれの特徴を初心者にもわかりやすく解説していきます。
ムダな点数を省いて効率よく当てられる
馬連ボックスは当たりやすい反面、頭数が増えるほど点数が膨らみやすくなります。
フォーメーションなら、1着候補と2着候補を分けて選べるため、買うべき組み合わせだけに絞ることが可能です。
たとえば「1頭-3頭」なら3点、「2頭-4頭」でも8点と、少ない投資で狙う馬だけを買えます。
ムダを省きながら効率よく当てられるのがフォーメーション最大の強みです。
軸を複数設定できて安定感が高い
流しでは軸を1頭に固定するため、その馬が馬券圏外に沈むと一気に不的中です。
フォーメーションなら「本命2頭-相手4頭」のように、複数軸を設定してお互いを補完する形が取れます。
どちらかの軸が崩れてももう一方でカバーできるため、的中のチャンスを落とさずに済みます。
人気馬と穴馬を自由に組み合わせられる
馬連フォーメーションでは、1着候補と2着候補にそれぞれ異なるタイプの馬を配置可能。
たとえば「1着候補に人気馬2頭」「2着候補に中穴・穴馬4頭」と組めば、的中率を保ちながら高配当を狙えます。
逆に「1着候補に中穴」「2着候補に人気馬」を置けば、少点数で一撃を狙う構成にも変更可能です。
レース展開や馬場傾向に応じて自在に組み替えられる柔軟性こそ、フォーメーションの真価を発揮するでしょう。
少点数でも高配当を狙いやすい
馬連はもともと配当が安定しやすい券種ですが、フォーメーションを使うことでさらに効率が上がります。
「1頭-5頭」や「2頭-6頭」の形なら、投資を抑えつつ一発の破壊力を狙える構成です。
買い目が整理されているので、初心者でも迷わずに的を絞った購入ができます。
当たりやすく、効率的で、リターンも大きい。だからこそ、馬連フォーメーションは“最強の買い方”と呼ばれています。
馬連フォーメーション最強の買い方を3つご紹介!
馬連フォーメーション最強の買い方
- 2頭-5頭
- 2頭-4頭
- 2頭-6頭
馬連フォーメーションにおける最強の買い方は上記の3つに分類できます。
それぞれの最強の買い方を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
最強の買い方①:3頭-3頭
この買い方は、人気上位の馬の信頼度が高いレースで特に効果を発揮します。
1着候補に3頭、2着候補にも3頭を選ぶことで、人気馬同士の順当な決着はもちろん、中穴が1頭だけ絡んだときの高配当パターンまでしっかりカバー可能。
具体例を出すとすれば、1〜3番人気を1着側に、4〜6番人気を2着側に置く形です。
これなら堅く決まってもプラスが狙え、人気馬が崩れて中穴が食い込んだときは一気に配当が伸びます。
点数は全部で9点ほどと、多すぎず少なすぎず、ちょうどいい範囲で的中チャンスを広げられるのが魅力です。
「上位人気のうち2頭は確実に来そう」と思えるレースや、展開が読みやすいときに最適。
軸を1頭に絞らないぶん外れにくく、連勝を積み上げやすい安定感があります。
まずはこの形からスタートすると、フォーメーションの感覚をつかみやすくなります。
最強の買い方 ②:2頭-4頭

このフォーメーションは「本命と対抗の2頭は信頼できる」と感じるレースで最も強みを発揮します。
1着候補に2頭、2着候補に4頭を設定することで、人気馬同士の決着から中穴の食い込みまで幅広く対応可能。
具体例を出すとすれば、1着候補を1番人気と2番人気、2着候補を3〜6番人気にする形です。
この場合の点数は合計で8点となり、1点100円で購入すれば1,000円以内に収まります。
点数を抑えながらも、堅い並びと少し荒れた展開の両方を拾えるのがこの形の強みです。
また、軸を2頭に分けることで「どちらかが馬券圏内に来る」確率が高まり、1頭軸のように外れたときのリスクを減らすことが可能。
流しよりも柔軟で、人気の偏りがあるレースに特に向いています。
配当の安定感と伸びの両方を両立できる、まさにバランス型の最強フォーメーションです。
最強の買い方 ②:3頭-5頭

この買い方は「どの馬が勝ってもおかしくない」と感じるような混戦レースで最も力を発揮します。
点数は15点ほどになりますが、そのぶん万馬券クラスの配当も十分に狙える構成です。
具体例を出すとすれば1着候補に2〜4番人気、2着候補に1番人気と5〜8番人気を入れたとしましょう。
この場合の点数は14点とやや多いですが、これで「人気馬が取りこぼして2着」「中穴が勝つ」といった展開をしっかり拾えます。
また、1着候補を中穴寄りにすることで、的中したときの配当が大きく跳ね上がる点も魅力。
逆に堅く決まっても2着側に人気馬を置いているため、トリガミになりにくいのも利点です。
少し点数は増えますが、リターンを考えると最も夢のあるフォーメーションと言えるでしょう。
馬連フォーメーションのメリット・デメリット
次に、馬連の他の買い方(ボックス買い,ながし)と比較した際の良い点・悪い点をご紹介。
実際に馬券を購入する前に必ず目を通すようにしてください。
馬連フォーメーションのメリット
馬連をフォーメーションで買うメリットがこちら。
- 無駄な買い目を省ける
- 利益率が高い
- 堅い決着のレースでも利益が狙える
馬連フォーメーションの最大のメリットは、必要ない点数を削ることができる点。
ボックス買いの場合は、選んだ馬の全ての組み合わせを買うことになるので、必然的に点数は多くなります。
また、流しの場合も軸馬が絡んだ全通りを購入する必要が。
買い目を完全に自分で決めるには、フォーメーションか単発で買うかしかありません。
加えて、点数が削れる=的中時の利益率も高くなります。
当てさえすればどの買い方よりも利益に期待できるのもフォーメーション買いのメリットです。
馬連フォーメーションのデメリット
反対に、馬連フォーメーションのデメリットがこちら。
- 予想が難しい
- 買い漏れが起きやすい
馬連フォーメーション買いのデメリットは、他の買い方に比べて予想が難しい点。
特に、ボックス買いとは難易度に大きな差があります。
利益率が高いというメリットを享受するためには仕方のないことですが・・・
予想に自信のない方や、荒れる展開が予想されるレースでは馬連フォーメーションは避けた方が良いでしょう。
予想に自信がないうちは馬連ボックス、もしくは馬連流しで練習するのも1つの手です。
馬連フォーメーションで勝負すべきレース条件について
馬連フォーメーションで勝負するべきレースと、避けるべきレースをご紹介していきます。
勝負すべきレースとそうでないレースを把握しておけば、勝率アップにつながるはず。
ぜひ覚えておいてください。
馬連フォーメーションで勝負すべきレース条件とは
まずは馬連フォーメーションで勝負すべきレース条件について。
馬連フォーメーションで勝負するべきレースは以下の通り。
- 1頭ずば抜けて強い馬がいるレース
- 堅い決着が予想されるレース
この2つに当てはまるレースでは、馬連フォーメーションで勝負することをおすすめします。
馬連フォーメーションは、同じ馬連の買い方の中でも最も買い目を抑えることのできる買い方。
そのため、1頭大本命の馬がいるレースでは、相手を数頭決めるだけで勝負できます。
馬連フォーメーションで勝負する際は、ぜひ参考にしてみてください!
馬連フォーメーションで避けるべきレース条件とは
続いて、馬連フォーメーションで避けるべきレース条件について。
馬連フォーメーションで避けるべきレースは以下の通り。
- 荒れた決着が予想されるレース
- 各出走馬の実力が拮抗しているレース
- 予想に自信がないレース
この条件に限っては、馬連フォーメーション買いで勝負するのを避けた方が良いでしょう。
馬連フォーメーションは利益率が高い反面、予想が難しいというデメリットがあります。
そのため、総じて予想が難しいレースには馬連フォーメーション以外の買い方で勝負するようにしましょう。
馬連フォーメーションに関するよくある質問
馬連フォーメーションで勝負する方から寄せられる質問の中でも、特に多い内容をまとめました。
Q1. フォーメーションとボックス、どっちがいい?
A. 狙う方向によって使い分けるのがベストです。
フォーメーションは、「本命を軸にして、相手を効率的に広げたい」ときにおすすめ。
無駄な買い目を減らしながら、人気馬+中穴のような狙い方ができます。
一方でボックスは、選んだ馬すべての組み合わせを買うため「どの馬が上に来てもおかしくない混戦」に向いています。
堅いレースや軸が明確な場合はフォーメーション、実力が拮抗していて展開が読みにくいレースではボックスを選ぶと良いでしょう。
Q2. 馬単フォーメーションとの違いは?
A. 馬連と馬単の大きな違いは、着順を当てる必要があるかどうかです。
馬連フォーメーションは「1着と2着の2頭」を順不同で当てれば的中。
一方で馬単フォーメーションは「1着・2着の順番」まで当てる必要があるため、難易度が上がります。
その分、馬単は配当が高くなりやすいですが、安定して当てたいなら馬連の方が向いています。
初心者のうちは、まず馬連フォーメーションで流れをつかみ、慣れてから馬単に挑戦するのがおすすめです。
Q3. 馬連フォーメーションの書き方は?

A. JRAのマークシートで購入する際は、フォーメーション専用の欄に馬番を記入します。
「1着候補」と「2着候補」にそれぞれの馬番を分けて塗るのがポイントです。
たとえば、1着候補に「3・5」、2着候補に「7・8・9」を選ぶと、3-7、3-8、3-9、5-7、5-8、5-9の6点が自動で購入されます。
ボックスのように全通りを塗る必要がないため、ミスが少なく効率的です。
Q4. どんな組み合わせが高配当になりやすい?
A. 馬連で高配当を狙うなら、「人気馬+中穴・穴馬」の組み合わせが鉄板です。
1番人気と2番人気を組むと配当が安くなりますが、1番人気と6〜9番人気を組めば的中率を保ちつつ配当アップが狙えます。
本命を軸にしながらも、人気薄を1〜2頭混ぜておくのがコツです。
Q5. どんなレースで使うのが向いてる?
A. 馬連フォーメーションは、「軸がはっきりしていて、相手を絞りきれないレース」で真価を発揮します。
たとえば、1番人気が堅いレースや、差し馬が有利な馬場など、展開の方向性が読めるときに特に強いです。
逆に全頭が横一線で実力が拮抗している場合は、フォーメーションよりボックス買いの方が安全です。
Q6. トリガミを避けるには?
A. 人気馬同士の組み合わせを減らすことが大切です。
1番人気と2番人気の組み合わせはオッズが低く、当たっても元を割ることがあります。
そのため、人気馬+中穴、または人気馬+穴馬を意識して組みましょう。
また、人気サイドは少額、配当妙味のある組み合わせには多めに資金を配分すると、全体の回収率を上げやすくなります。
Q7. 馬連フォーメーションは初心者にも向いている?
A. はい、向いています。複雑そうに見えて、慣れればとても実践的な買い方です。
ボックスよりも点数を減らせて、流しよりも柔軟に組めるのが魅力。
最初は3頭-3頭や2頭-4頭など、少点数の構成から始めて、慣れてきたら中穴を増やして自分なりの形を作っていくと良いでしょう。
馬連フォーメーションのまとめ
今回は、的中率と回収率の両立が狙える馬連フォーメーションについてお話してきました。
いかがだったでしょうか?
馬連は、的中率と回収率の両立が狙える優秀な券種です。
使いこなせれば強力な武器になること間違いなし!
ぜひ、この記事の内容を参考にして練習してみてください。
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興味深い記事でした!
馬連フォーメーション実際試してみます!