「競馬を始めたものの思うように当たらない」

「どんな買い方をすれば勝ちに近づけるのか知りたい」

多くの競馬初心者が最初につまずくのは、この疑問ではないでしょうか。

本記事では、この悩みを解消するために競馬の馬券を上手に買うための考え方と実践方法をまとめました。

競馬で買える7種類の馬券ごとに、初心者でも再現しやすい最強の買い方を丁寧に解説します。

無駄な買い目を減らしながら的中に近づくための基礎が身につく内容なので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

競馬歴40年以上のプロ予想家が『馬券の上手な買い方』を解説！

どうも、競馬戦線でコラムやレース記事を担当している阿部慎吾です。

本題である「競馬の馬券の上手な買い方」をお伝えする前に、

まずは私がどのように競馬と向き合ってきたのかをご紹介します。

競馬にのめり込んだのは20歳の頃でした。

学業との両立が難しくなり神戸大学を中退してからは、競馬一本の生活を続けています。

当時はブログで予想を発信しながら実績を積み重ねていたところ、予想の内容が評価され某競馬予想サイトに声をかけられました。

後にサイトの閉鎖をきっかけに競馬戦線へ参加し、現在は初心者向けコラムと重賞レースの予想記事を中心に執筆しています。

これまで多くのG1レースで馬券を的中させてきた経験があり、馬券の買い方については確かな自信を持っています。

本記事では、その知識を惜しまずまとめているので、競馬で勝てる買い方を身につけたい方はぜひ参考にしてみてください。

競馬の馬券の上手な買い方とは？

競馬の馬券の買い方が本当に上手かどうかは、的中の数よりも回収率をどれだけ高められるかで決まります。

回収率を意識すると、当てることだけを目的にするのではなく、使ったお金がどれだけ増えて戻るのかを考える視点が欠かせません。

そのためには、気分や勢いで馬券を選ぶのではなく、オッズと当たる可能性から導ける『期待値』を基準に判断する姿勢が求められます。

期待値が高い馬を選べれば、的中の大小にかかわらず最終的な回収率を伸ばせるからです。

また、すべてのレースに参加する必要はありません。

まずは中央の重賞や頭数の少ないレースなど、見極めやすい舞台を選べば無駄な負けを減らせるはずです。

さらに、どの券種で勝負するかを固定せず、レース展開や人気のバランスに合わせて変える柔軟さも大切。

堅い決着が濃いと感じた場面では点数をしぼった買い方が向きますし、高めの配当を狙うならフォーメーションで広げる形が効果を発揮します。

こうした積み重ねが、結果として無理なく回収率を押し上げることにつながるでしょう。

資金管理を徹底することが上達への近道

どれだけ良い予想をしても、無計画な購入を続けると利益は残りません。

レースごとに使う金額を決めておき、その範囲で買い目を調整すると冷静な判断を保てます。

点数を増やしすぎるとトリガミになりやすいため、どれだけ広げるかを意識するだけでも回収率が安定しやすくなります。

データの活用と振り返りが成長につながる

勘だけで馬券を買うと、良い時と悪い時の差が大きくなりがちです。

過去の傾向や馬場の状態など、客観的な情報を取り入れると予想に軸が生まれます。

レースを見返し、当たった理由や外れた要因を整理すると次の予想に活かしやすくなり、買い方の精度も上がります。

競馬の馬券の上手な買い方を解説！各券種のおすすめの買い方をご紹介

競馬で勝つためには、それぞれの券種が持つ特徴や難易度を理解しておくことが大切です。

どの馬券を選ぶかによって必要な的中率も配当の期待値も大きく変わるため、自分のレベルや狙いに合わせて最適な券種を選ぶことが上達への近道になります。

そこで、まずは主要な7種類の券種について「的中条件・的中確率・平均配当」を一覧でまとめました。

ざっくり比較しておくだけでも、自分に合った買い方が見えやすくなるでしょう。

券種によって的中の条件や当てる難易度は様々。

当てる難易度が低い券種の平均配当は低くなり、当てる難易度が高い券種の平均配当は高くなるのが特徴です。

また、そもそもで競馬の知識が全くない方は別記事で基礎知識を抑えてから馬券を購入することがおすすめ。

それでは、ここからは単勝から三連単まで、それぞれの券種で回収率を高めやすい「おすすめの買い方」を具体的に見ていきましょう。

単勝でおすすめの買い方：1点買い

単勝で回収率を伸ばしたいなら、まずは1点に絞って勝負する形が有効です。

点数を広げるほど判断がぶれやすくなり、当たりを拾えても収支が落ち着かなくなるからです。

そのうえで意識したいのが「勝ち切る根拠を明確にしてレースを選ぶ」という流れになります。

抜けて強い馬がいるか、あるいは条件が明らかに合う馬がいるかなど、勝ち切れる理由を自分の中で整理しておくと狙いが定まりやすくなるでしょう。

こうした基準を積み重ねていくことで、1点に絞ったときの精度が安定し、自然と回収率の底上げにつながるはずです。

さらに具体的な狙いどころやオッズの目安は別記事でまとめているので、単勝を極めたい方はそちらも確認してみてください。

複勝でおすすめの買い方：複勝転がし

複勝で資金を増やしたいなら、複勝転がしを取り入れる形が有効です。

複勝は馬券の中でも当たりやすく、払い戻しを次のレースへ順に回していくことで、少ない資金でも増やしやすくなります。

その際に意識したいのが「堅実に走れる馬を選ぶ」という基準です。

着順が安定している馬や、条件がしっかり合う馬を選んでおくと、転がしが途切れにくくなり、結果として資金が積み上がりやすくなるでしょう。

より具体的な回し方や金額の増やし方は別記事でまとめているので、複勝を活かしたい方はそちらも参考にしてみてください。

ワイドでおすすめの買い方：ワイドフォーメーション

ワイドで安定して回収したいなら、ワイドフォーメーションを組む形が有効です。

ワイドは3着以内に入る2頭を当てれば良い分、的中率が高く、点数の調整もしやすいため、初心者でも扱いやすい券種といえます。

そのうえで意識したいのが「軸は堅く、相手に穴を混ぜる」という考え方です。

軸に安定感のある馬を置き、相手に人気薄を少し加えるだけで、無理なく配当を取りにいける組み立てになります。

こうした形を続けていくと、ワイド特有の当てやすさを活かしながら、配当も逃さない買い方へ近づいていくでしょう。

より詳しい組み方や点数調整については別記事でまとめているので、ワイドを武器にしたい方はそちらも参考にしてみてください。

馬連でおすすめの買い方：馬連ボックス

馬連で回収率を伸ばしたいなら、馬連ボックスで組む形が向いています。

馬連は1着と2着の組み合わせを当てる必要があるため、単勝や複勝より難易度は上がりますが、ボックスなら組み合わせ漏れを防ぎやすく、初心者でも扱いやすい買い方になります。

そのうえで意識したいのが「能力が拮抗しているレースで使う」という判断です。

どの馬が勝ち切っても不思議ではない状況なら、1頭に決め打ちするよりボックスの方が回収率が安定しやすく、配当も取りこぼしにくくなるでしょう。

こうした条件で使い続けることで、馬連ボックスの強みを活かしながら、収支がプラスに向かいやすい買い方へ近づいていきます。

さらに、頭数選びや点数を抑えるコツについては別記事で解説しているので、馬連で結果を出したい方はそちらも参考にしてみてください。

馬単でおすすめの買い方：馬単フォーメーション

馬単で回収率を高めたいなら、馬単フォーメーションで組む形がおすすめ。

馬単は1着・2着を着順通りに当てなければならず、難易度は一気に上がります。

その代わり馬連より配当が跳ねやすく、展開が読みやすいレースで使うと大きなリターンを狙える券種です。

そこで意識したいのが「軸は1頭に固定し、2着候補を広げる」という組み立てです。

勝ち切る可能性が高い馬を1頭決め、相手に数頭を広げておくと、配当の割に点数を抑えながら狙える形になります。

軸さえしっかりしていれば、大きく崩れにくいのも特徴です。

こうした状況を選んで使うことで、馬単の配当の高さを活かしつつ、回収率が安定しやすい買い方へ近づいていきます。

さらに、点数を増やしすぎない工夫や、軸選びのコツは別記事でまとめているので、馬単を武器にしたい方はそちらも参考にしてみてください。

三連複でおすすめの買い方：三連複フォーメーション

三連複で回収率を高めたいなら、三連複フォーメーションで組む形がおすすめ。

三連複は1〜3着に入る3頭の組み合わせを当てる券種で、当たりやすさと配当のバランスが良いのが特徴です。

単純なボックスよりも点数を抑えながら狙えるため、回収率を意識したい人とも相性が良い買い方になります。

そこで意識したいのが「軸は1頭に固定し、相手を広げる」という組み立てです。

軸さえしっかりしていれば、相手は人気薄まで広げても点数を増やしすぎずに済み、的中したときの配当も十分に期待できます。

展開読みが合うと、一気に収支が伸びる場面も少なくありません。

こうした形を続けていくことで、三連複特有の“当てやすさと配当の両立”を活かしながら、自然と回収率が安定する買い方に近づいていきます。

さらに細かいフォーメーションの組み方や、点数の決め方は別記事でまとめているので、三連複で回収率を伸ばしたい方は以下から詳細をご覧ください。

三連単でおすすめの買い方：三連単フォーメーション

三連単で回収率を伸ばしたいなら、三連単フォーメーションを使う形が最も現実的です。

三連単は1〜3着を着順通りに当てる必要があり、馬券の中でも最高難度の部類に入ります。

その分、的中したときの配当は非常に大きく、展開が読みやすいレースでは最大限強みを発揮するでしょう。

そんな強みを活かすには「軸を1〜2頭に絞り、3着に広げる」という組み立てが重要です・

上位の着順が読めても、3着だけ外してしまうケースは珍しくありません。

そこで3着欄を広げておくと、点数を抑えながらも的中のルートをしっかり確保できます。

この形を取り入れるだけで、無駄な買い目が減り、三連単ならではの高配当を狙いやすくなるでしょう。

より詳しいフォーメーション例や点数の決め方は別記事でまとめているので、三連単で勝負したい方はそちらも確認してみてください。

初心者が絶対に避けるべきNGな買い方！

ここからは、馬券を購入する際にやってはいけない典型的な失敗パターンをご紹介します。

競馬戦線が考える「NGな買い方」は以下の7つです。

1. 穴馬のみで購入する
2. 馬場状態や天候を無視する
3. 人気馬のみで購入する
4. 深く考えずにボックス買いをする
5. 競馬好きの友人の言う事を鵜呑みにする
6. AI予想に全部任せる
7. 資金配分を考えずに賭ける

これらは一見ありがちな行動ですが、1つでも当てはまっていると非常に危険。

なぜなら、的中率や回収率を下げてしまう最大の要因になるからです。

感覚だけで買ってしまうと、当たったとしても長期的にはマイナスになる可能性が高いのです。

もし、当てはまっている方がいれば、今すぐに下記関連記事を確認して認識を改めておきましょう。

軍資金別に考えるおすすめの馬券の上手な買い方

ここまでは、各券種ごとの“馬券の上手な買い方”を紹介してきましたが・・・

「自分の予算に合った買い方が知りたい」「〇〇円までならどんな買い方があるのか？」

そんな声に応えるべく、競馬戦線では「軍資金別別の馬券の上手な買い方」をご紹介していきます。

軍資金に応じたリスク管理はもちろん、シーン別の最適解を見つけられるコンテンツになっていますので、ぜひ参考にしてみてください！

軍資金1,000円以内でおすすめの買い方

以下のテーブルでは軍資金1,000円以内で参加できる馬券の上手な買い方をご紹介しています。

※各券種の賭け方部分をタップすれば参考の買い目を見ることができます。

中でもおすすめする軍資金1,000円以内で可能な上手な買い方は、3連複5頭ボックス。

買い目のバランスとしては、上位人気（1〜5番人気）から3頭。

中穴〜下位人気（6〜10番人気）から2頭選ぶ「3+2構成」がおすすめです。

この5頭で組む3連複ボックスでも万馬券は十分に狙えますし、下位人気馬が2頭以上絡めば10万超えの配当も得られる可能性も。

的中率と夢のある配当の両立を狙える構成です。

ただし、5頭で構成する3連複ボックスは全10点、的中確率としては約1/6。

手堅さを求めるのであれば、同じ5頭で馬連ボックス（全10点）と併用し、各100円ずつで計2,000円投入するのもひとつの戦略です。

堅実な馬券との併用が、長く楽しむための鍵になりますので意識しましょう。

軍資金5,000〜10,000円以内でおすすめの買い方

以下のテーブルでは軍資金に余裕ある方向けに5,000円〜10,000円以内で参加できる馬券の上手な買い方をご紹介しています。

※各券種の賭け方部分をタップすれば参考の買い目を見ることができます。

中でもおすすめする軍資金5,000円〜10,000円以内で可能な上手な買い方は、三連単フォーメーションの2‐4‐6です。

購入点数は24点なので軍資金に余裕がある方は、投資金額で調整するのがベスト。

高配当も十分に狙えるの賭け方なので投資金額によっては一攫千金も夢じゃありません！

三連単フォーメーションの2‐4‐6のメリットを簡単にまとめると・・・

この買い方を活かす上で最も重要なのは、出走馬の力が拮抗している混戦レースを選ぶことです。

だからこそ、出走馬同士の実力差や展開次第で結果が変わりそうな「波乱含み」のレースで活用するようにしましょう！

馬券の上手な買い方まとめ

本記事では、各券種の馬券の上手な買い方をご紹介してきました。

いかがだったでしょうか？

闇雲に馬券を買っていた今よりも確実に、予想精度が上がること間違いなしです。

是非本記事でご紹介した内容を基に馬券を購入してみてください。

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